『ダイバーシティ・ジェンダー平等の現在地と未来
~多様性尊重・活用で地域・社会はどう変わるか~ 』
・日 時 2023年11月23日(祝/木)13:00~17:00
(開場12:30)
・会 場 板橋区立文化会館4階大会議室
(板橋区大山東町51-1 TEL.3579-2222)
※東武東上線大山駅徒歩2分、都営三田線板橋区役所前駅徒歩5分
・参加費 700円(学生無料)
※学生来場特典「板橋のいっぴん」付き
※手話通訳あり
■ 開催にあたり
男女共同参画社会基本法施行から24年、女性活躍推進法施行から7年。国も「男女共同参画社会」「女性活躍」を重要かつ確固たる方針として掲げております。しかし、世界経済フォーラムの2023年「世界男女格差報告書」では、日本のジェンダーギャップ指数は146カ国中125位、主要先進7カ国では最下位でした。同時に、生産年齢人口の減少、働き方改革といった社会構造・規範の変化に伴い、多様性を尊重しこれを活かすこと等が求められております。では、なぜ男女共同参画や多様性の尊重・活用が必要なのか。その推進により地域は、社会は、そして一人一人はどう変わるのか。そもそも実現のネックとなっている要因は何なのか・・・。
今回 第一部では、女性キャスターのパイオニアであり「クローズアップ現代」でおなじみの国谷裕子さんにご講演をいただきます。第二部では、区民参加と女性活躍を推進する杉並区の区長、板橋区の区議会議長、男女社会参画課長、そして研究者の方をお招きしてシンポジウムを行います。
ダイバーシティ・ジェンダー平等という“時代”のテーマに対して、自治体として何ができるのか。この機会に多くの皆様のご来場をお待ちしております。
■ プログラム
第1部 基調講演
『ジェンダー平等 なにが変革を阻んできたのか』
● 講師 国 谷 裕 子 さん(ジャーナリスト )
第2部 シンポジウム
『 それぞれの現場におけるダイバーシティ・男女共同参画への道筋とビジョン』
●シンポジスト 岸 本 聡 子 さん(杉並区長)
田 中 やすのりさん(板橋区議会議長)
舟 山 百合子 さん(板橋区男女社会参画課長)
山 根 純 佳 さん(実践女子大学教授)
【講師・シンポジスト プロフィール】
● 国谷裕子さん(ジャーナリスト)
大阪府生まれ。父親の転勤に伴い高校時代まで米国、香港、日本で生活。米ブラウン大学卒。89年から NHK衛星放送の「ワールドニュース」のキャスター、93年から23年間にわたり「クローズアップ現代」キャスターを務めた。この間、NHKスペシャルや特別番組等のキャスターも務める。06年からSDGsの取材、啓発を中心に活動している。放送ウーマン賞、菊池寛賞、日本記者クラブ賞、ギャラクシー賞特別賞等受賞。
現在は東京藝術大学理事、慶應義塾大学大学院特別招聘教授、国連・食糧農業機関(FAO)親善大使、自然エネルギー財団理事。著書に『キャスターという仕事』(岩波新書)。
● 岸本聡子さん(杉並区長)
1974年大田区生まれ。日本大学文理学部卒業後、NGO「A SEED JAPAN」、国際政策シンクタンク「トランスナショナル研究所」等を経て、2022年、移住先のベルギーから日本に帰国し杉並区長当選。
【杉並区の徹底した区民参加と女性活躍等の取組み】
昨年6月、杉並区初の女性区長に就任したのが岸本区長です。「変えよう、住民の声が届く杉並へ」「対話から杉並の未来を創ろう」をスローガンに、新しい自治体を目指して、ジェンダー平等などの取組を区民とともに進め、今春から「杉並区性の多様性が尊重される地域社会を実現するための取組の推進に関する条例」や「パートナーシップ制度」を策定・導入・実現。
(杉並区HPより)
● 田中 やすのりさん(板橋区議会議長)
昭和49年板橋区生まれ。早稲田大学卒業後、大手広告代理店を経て2005年に起業独立。2007年板橋区議会当選(5期目)。2023年第53代板橋区議会議長就任。NPO法人地域コミュニティデザイン研究所代表理事。
(区議会HPより)
● 山根 純佳さん(実践女子大学人間社会学部教授)
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了(博士・社会学)。山形大学准教授、実践女子大学准教授等を経て2022年4月より現職。研究分野はジェンダーと再生産/ケア労働。著書に『産む産まないは女の権利か』『なぜ女性はケア労働をするのか―性別分業の再生産を超えて』(勁草書房)など。
● 舟山百合子さん(板橋区総務部男女社会参画課長)
昭和54年千葉県生まれ。平成22年入区、庁舎管理・契約課庁舎管理係長、予防対策課感染症事務係長等を経て、令和4年4月より現職。