『 コロナの世に自治体として何ができるか
~独自政策を考える、これまでそしてこれから~ 』
■開催にあたり
「令和」の幕開け、「2020東京オリンピック・パラリンピック」の開催。つい半年前まで新しい時代の鼓動の高鳴りを感じていたその矢先、「新型コロナウイルス」が全世界をおおい、社会、経済、そして私たちの生活すべてを不確実なものとしました。ウイルスはその後も一向に収束せず、むしろ常に次の波が押し寄せるという危機感に迫られております。
現実問題として、私たちは当面この「withコロナ」の時代を生きていかなければなりません。
そんな状況にあって、それぞれが手探りで対応・対策をする中、基礎自治体(板橋区)として何かできることはないか。ひとり親家庭や一人暮らしの高齢者、子育て世帯や収入激減者などコロナ禍で立往生しているひと等のため講ずべき有効的な手立てはないものか。
2000年の地方分権一括法の施行から20年。今こそ自治体関係者そして私たち一人ひとりが知恵を絞るべき時であり、自治体独自の明確な意志と創意工夫が試されているともいえます。
そこで今回のフォーラムでは、コロナ禍にあたり矢継ぎ早に独自の緊急経済対策を打ち出している新座市の市長、板橋区の政策立案の要である政策経営部長、区議会トップでありこの春設置された新型コロナウイルス対策会議を総括する区議会議長、ごみ収集等徹底した現場主義からの研究と発信を続ける政治学者をお招きし、現状と課題それぞれの取組み報告に加え、コロナという危機に自治体そして私たちはどう立ち向かったらいいのか、自治体独自の政策にもスポットをあてて学び、議論してみたいと考えております。
※状況に対応するため、例年と違い2部構成を改め、また時間(開始時刻)も変えておりますのでご注意ください。
■ 開催概要
・日 時 令和2年11月14日(土) 午後2時~4時30分(開場 13:30)
・会 場 板橋区立文化会館大会議室 (板橋区大山東町51-1)
※最寄駅:東武東上線「大山駅」都営三田線「板橋区役所前」
・参 加 費 300円(学生無料)
■ プログラム
① コロナに関する板橋の現状と課題、その対応(報告)
② 先駆的自治体(新座市)の取り組みに学ぶ
③ シンポジウム(意見交換・政策提案)
●出 演(報告者・シンポジスト)
並 木 傑 さん(埼玉県新座市長)
元 山 芳 行 さん(板橋区議会議長)
有 馬 潤 さん(板橋区政策経営部長)
藤 井 誠一郎 さん(大東文化大学准教授)
■申込方法
①郵便番号 ②住所 ③氏名 ④電話番号を明記のうえ、往復はがき・FAX・メールの
いずれかにて下記までお申込み下さい。
◎定員:100名(先着順) ※子連れ可・申込時にご記載ください
〒173-0001 板橋区本町24-1
いたばし総合ボランティアセンターM4
板橋フォーラム実行委員会 11/14フォーラム申込係
fax.03(5926)5388 mail itabashi-forum@live.jp
■ オンライン配信
新型コロナウイルス感染症対策のため、オンラインでの配信も行います。
オンラインでの視聴をご希望の方は、上記の所定申込方法に加え『オンライン希望』と
明記いただきメールにてお申込みいただければ、視聴ならびに参加費のお支払い方法に
つきご案内(ご返事)させていただきます。
■ ご来場にあたっての注意事項
・マスクの着用をお願いいたします。
・来場は事前申込制ですが、発熱があるなど体調がすぐれない場合は
来場をお控えください。
・手洗いの徹底、手指の消毒をお願いいたします。
・来場者同士や出演者との接触等はお控えください。
・今後のコロナ禍の影響等により、開催日直前であってもやむを得ず開催を
中止する場合があります。
【出演者プロフィール】
●並 木 傑 さん (埼玉県新座市長)
1958年朝霞市生まれ。慶應義塾大学卒、豊田通商㈱(トヨタグループ)、学校法人 並木学園なみきの幼稚園(現在は名誉園長)、新座市PTA保護者会連合会長、朝霞JC理事長等を経て1996年より新座市議会議員(5期)。同議長を経て2016年に新座市長当選(現在2期目)。
◎新座市のコロナ禍への取組みと独自政策
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、意欲的かつ迅速に独自の対応策を打ち出しているのが埼玉県新座市です。水道料金の基本料金4か月分免除や新生児1人当たり10万円の出産育児特別給付金、収入が減少した事業者への支援金の給付や市内中・小企業で使用できる地域応援ぷらすクーポンの発行等、市民や事業者の方々を中心として幅広い支援策を実行。その緊急経済対策は第4弾までにわたっており、独自の取組と発信を続けています。
●元 山 芳 行 さん (板橋区議会議長)
昭和42年生まれ。区立志村坂下小、日本大学第一中・高、日本大学法学部(政治学)卒。㈱イトーヨーカドー勤務を経て平19年板橋区議当選(現在4期目)。区議会企画総務委員長、自民党区議団幹事長等を 経て平成31年議長就任。本年4月、区議会に新型コロナウイルス対策会議を設置し、事態に対応中。
●藤 井 誠一郎 さん (大東文化大学法学部准教授)
1970年広島県福山市生まれ。同志社大学大学院修了(博士(政策科学))。行政管理研究センター客員研究員、同志社大学嘱託講師等を経て2015年より大東文化大学に着任。立教大学兼任講師。著書に『ごみ収集という仕事:清掃車に乗って考えた地方自治』(コモンズ)、『住民参加の現場と理論:鞆の浦、景観の未来』(公人社、自治体学会2014年度研究論文賞受賞)等。
●有 馬 潤 さん (板橋区政策経営部長)
昭和40年東京都生まれ。平成元年入区、くらしと観光課長、生涯学習課長、産業活性化推進室長、産業戦略担当課長、政策企画課長、区民文化部長を経て、令和2年4月より現職。